[ピンクリボン]マンモグラフィは“痛い”から“やさしい”へ
~最新装置「AMULET ELITE」の“なごむね”機能で快適な乳がん検診を~
乳がんは、女性のがんの中でもっとも多いといわれています。早期に発見すれば、90%以上の高い治癒率が期待できるため、定期的なマンモグラフィ検査はとても大切です。
とはいえ、「痛いから検査は苦手」「つらかった記憶がある」と感じている方も少なくありません。そんな不安をやわらげてくれるのが、最新のマンモグラフィ装置です。
本ブログでは昨年12月に導入した富士フイルム社製「AMULET ELITE」をご紹介いたします。
引用:AMULET ELITEカタログ
「AMULET ELITE」は、乳房を圧迫する板の形状と素材を工夫し、やさしくカーブした形の撮影台が肌あたりをよくし、腹部圧迫感が軽減されるように設計されており「今までの検査とは違う」「思ったより楽だった」という声も多く聞かれています。
さらに特長的なのが、検査時の痛みに配慮した「なごむね(圧迫自動減圧制御)」です。
「なごむね」とはマンモグラフィ撮影時に避けられない「乳房を圧迫する痛み」を軽減する機能で、従来の装置では撮影に適した状態まで圧迫し薄くした乳房をそのまま撮影しますが、「なごむね」は乳房がもつ「圧迫により薄くなった状態をしばらく維持する性質」を利用し、乳房の厚みが変わらない範囲(±3mm)で圧迫圧を減少させます。
つまり、最適な乳房の厚みを維持したまま、最低限の圧迫圧に自動で調整されることで、「痛みを最小限に抑えること」と「線量の低減」の両立が可能になりました。
加えて、画像の精度も大幅に向上。高精細な画像で小さな病変も見逃さず、より正確な診断につながります。これまでのマンモグラフィで不安を感じたことのある方にこそ、最新の装置で体験していただきたい検査です。
また、装置だけでなくマンモグラフィ撮影室も新しくなりました。
緊張感を和らげる色合いの内装と調光機能を使った明るすぎない照明で、リラックスできる空間にしています。
もちろん、マンモグラフィ撮影は全て女性技師が行いますのでご安心ください。
「今は何も症状がないから」と思っているときこそ、検診を受けるタイミングです。
ぜひこの機会に、新しい装置でのマンモグラフィ検査をご検討ください。
放射線科