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2025年 05月 02日 BLOG

AED研修会を実施しました

いつも当センターのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

先日、当センターでは全職員を対象に、AED研修会を行いました。

突然の心停止から大切な命を救うには、その場に居合わせた人による迅速な救命処置が不可欠です。今回の研修では、5~6名のグループに分かれ、倒れている方の発見から救急車の到着までをシミュレーションしました。

 

①倒れている方の反応の確認、呼吸の確認をし、

②近くにいる人に救急車とAEDの手配を指示、

③胸骨圧迫を続け、

④AEDを使用する

この一連の流れについて役割を変えながら、順番に体験してもらいました。

 

 

一番のポイントは、救急車とAEDの手配の“指示”です。「誰かお願いします」ではなく、「青いシャツの方救急車を呼んでください」「白いシャツの方AEDを持ってきてください」と、具体的に依頼を出すことが大切です。

また、胸骨圧迫は「強く、速く、絶え間なく」行うと、短い時間でも汗ばむほどに体力を使うため、複数人で順番に行うことも有効です。

AEDは一般の人でも簡単に使用できるよう、操作が自動化されています。音声ガイダンスに従い、支持の通りに電極パッドを胸に貼り、ボタンを押して電気ショックを行います。

 

緊急の現場では、知識があっても動転し、恐怖心からためらいを感じ、実践することが困難になるかもしれません。実技を中心とした研修で、緊急時に慌てず対応できる知識を身に着けておくことは大変重要です。

 

AEDの講習は、様々な機関や団体で開催されています。一般向けのものから医療従事者向けのものまで、受講者のレベルに合わせた講習内容があり、個人でも団体でも申し込み可、また、オンラインで参加できる講習もあります。

いざというときにAEDを使って救命処置ができるよう、AED講習を受講してみてはいかがでしょうか。

 

今回はフクダ電子の方にお世話になりました。丁寧にご説明いただきありがとうございました。

 

医療安全委員会