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2021年 12月 03日 BLOG

適量のお酒とは

年の瀬も間近となりましたが、例年なら忘年会新年会の準備で忙しい時期です。しかし、今年は昨年に続きコロナ禍が終わったとは言えず、中止とされるところも多いと思います。そうなると家飲みになりそうです。1人では飲んだ気がしないと言われる方も多いでしょうが、終電も財布も気にせず飲めると言うことでかえって飲み過ぎる方もおられるでしょう。


「酒は百薬の長」とも言いますが、「万病の元」でもあります。飲酒量と病気が起こるリスクの関係は三通りあります。飲酒量に正比例して増える病気には、高血圧や脂質異常症、脳出血、乳がんなどがあります。また一定量を超えると急激に起きてくる病気には肝硬変があります。適量の飲酒は病気を減らしますが、それより少なくても多くても起こりやすくなる病気に心疾患や脳梗塞があります。


では適量のお酒とはどのくらいでしょうか。お酒の主成分はアルコールです。アルコールが10g入ったお酒を飲むと、完全に分解するのに男性では約4時間かかるとされています。飲み終わって翌朝まで8時間なので、その間に分解されるアルコール量は20gです。女性は肝臓の大きさが小さいので、男性の2/3が適量です。

                 

アルコール20gに相当するお酒の量は、日本酒で1合、ビールで中瓶1本、焼酎なら0.5合、ワインでグラス2杯です。ここまでが「百薬の長」、それ以上の飲酒を毎日続けると、諸々の病気を起こし「万病の元」になります。

                 

年末年始は、是非適量のお酒でお過ごし頂くようお願いします。

 

宮崎所長